2022.01.10

経営

人手不足はやはり他人事ではない

介護事業の運営に立ち塞がる「人手不足」という大きな課題に、採用も介護業界も未経験だった私がどう取り組んでいったのかをお話しします。

 

 

介護業界は人手不足の代表格

 

介護業界で人手不足は多くの人が知る課題。令和2年度 介護労働実態調査結果よれば「半数以上の事業所において人手不足を感じている」という結果。また、その人手不足の原因の86.6%が「採用が困難」とされ、多くの事業所にて採用が大きな課題になっていることは間違いなさそうです。

 

 

一方で、tttはありがたいことに新施設も多数オープンさせて頂いております。独自の厳格な選考基準を設けながら、今のところオープン2ヵ月前には全職員さんが揃っている状態です。

 

新施設、既存施設含めて人手不足で頭を悩ませるということは、現状かなり少ないと思います。仮に一時的な人員不足が起きたとしても、1ヵ月もあればおおむね解消できます。

 

 

では、初めから採用が順調だったのかというと、全くそんなことはありません。

 

 

 

 

人手不足に直撃。他人事ではない。

 

事業拡大当初。ちょうど2つ目の施設をオープンした時、人手不足の問題に私たちも直面しました。

 

 

初めての大規模施設をオープンした2020年夏。大規模施設の運営ノウハウもなく、約1ヵ月で定員76部屋はすぐに満員。

 

さらに当時は未知のコロナウイルスが流行り始めた時期。オープン直後はとにかく全員の負担が大きかったです。それを乗り切った社員、職員の皆さんには頭が上がりません。ありがとうございます。

 

 

この負担に加え、事業拡大に向けた経営・業務方針を大きく変更したこともあり、実は非常に多くの職員さんが一気に辞めました。

 

当時はまだ採用努力をしていなかったので、応募は月に1~2件あるか。「こんなに応募って無いものなんだ」「介護の人材不足って本当なんだ」と痛感した思い出です。

 

 

一方で、そんな大変な中でも利用者様のためにやるしかないと頑張ってくれた職員さんもたくさんいます。正直、その方たちの負担を少しでも早く軽減しないとという気持ちで日々の運営改善だけでなく、「採用力強化」つまり「採用マーケティング」に挑戦し始めました。

 

 

Profile

大場真之介(おおば・しんのすけ)

経営企画室 常務取締役

1993年生まれ、長崎県島原市出身。九州大学工学部卒業、同大学院工学府中退。在学中の部活動では個人九州2位。研究では国内学会、国際学会にて受賞歴あり。大学院修了を目前にして、研究の世界から飛び出し、金融業界に路線変更。2019年、野村證券株式会社に入社。2020年1月退社。2020年2月より株式会社ttt入社。異業種での経験と研究で培った論理的思考を軸に、人手不足の介護事業にて採用の仕組みを構築し、事業拡大に従事。現在に至る。

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