2025.01.29

経営

「tttは今、新事業モデルを社員が開発中」/ベンチャーのリアル(社長 内田啓太)

代表の内田です。今日は社内向け&tttという職場に興味を持った方向けのお話です。改めて、tttという会社の醍醐味を認識して貰えたらと思い書いてみました。

 

 

 

変化を求める者へ

 

「今の会社にあと1年いるとして、自分は何が変わるだろうか?」

「3年いて、5年いて。自分は本当に良い変化をしているのだろうか?」

「変化した自分は何に影響を与えられるだろうか?」

 

組織に属する中でこのような疑問や迷いを抱くことがあると思います。社長を務める私にさえあります。

 

「完全に先が見えることなんてない。わかっているけど、先が見えないのはやっぱり怖い」

 

しかし、疑問や迷いに対しての私の答えはいつもこう。

 

「怖い。もちろん怖いけど、俺自身がもっと変化して大きなことを成し遂げたい」

「たった一回の人生だ。ならば社会課題を解決したい」

 

私は”不可能を可能にする”を生きる信念としており、tttという環境では多くの社員が「不可能を可能にする体験」を味わってほしいと強く願っています。しかし願うだけではもちろん実現しない。そこで最近、次のようなプロジェクトを社内で開始しました。

 

 

 

20店舗の展開に成功した従来の事業モデルを捨てる「新事業モデル開発プロジェクト」

 

皆さんには、①過去に成功した自分のやり方を捨て、②新しいやり方に挑戦し、③そのうえでさらなる結果を出すという経験はありますか?おそらくこれは多くの人にとってかなり怖いコトだと思います。しかし、今回tttは良い未来のために、勇気をもって、この怖いコトに挑戦する時期が来ています。

 

 

 

プロジェクトの発足背景「現代の競争と変化は超高速」。急成長の停滞を乗り越える

 

今回、社内で新規事業を立ち上げ、新モデルを1年以内に作り上げる事を決めました。「会社の命運をかけたことは社長を中心にやる」と皆さんは思われるかもしれませんが、tttではメンバー達が自ら事業案をつくり、自分達でプロジェクトを発足し、活動しています。

 

このプロジェクトが生まれた背景には、私自身の力不足

・現状のモデルのまま会社のビジョンを語っても、社員にとってはピンとこない。

・なぜならこれまでの事業モデルに限界を感じてるから

・ほんとにこれでいいのか?という不安

 

新事業案の誕生は当社が研修で行った「最悪の想定シミュレーション」

 

tttでは、定期的に、自分達が大切にしているモノ(主に思考・価値観)ってなんだろう?を考える「カルチャー研究会」を行います。先日開催された際は、「経営を考えてみよう」ということで「あなたが経営者としての最悪を想定」をテーマにしました。

 

この研修では、チームを組んで、会社の最悪の想定を行い、その解決策までを考え、プレゼンします。プレゼンで1位を獲得すると、その案がそのまま経営会議の議題となり、承認されると1カ月以内に実行するという流れになっています。今回、あるチームが考えた「最悪の想定」は、事業利益が出ずに倒産する!でした。

 

・既存のモデルチェンジが必要だ!

・でも事業利益を出すには、どうすればいい?

 

会社を経営したことない、事業計画すら立てたことがないメンバー達が、各々の知識をかき集めて、なんだかよく分らんけど、とにかく今のままではダメなんだ。なんとか出来ないか?管理部門に聞けば、お金の流れ(売上)は分かるんじゃないか?どうやって営業する?営業担当の○○さんに聞いてみよう。新体制での職員の採用は?サービスの中身はどうする?ちょっと他社を偵察しようかな。

 

なんてことを真剣にやってるのです。そんな感じで、出来た新モデルの発表。まだ雑なアイデアベースで、なんとか形にしたかな?ってレベル。だけど、その事業の原案は、うすうすと会社の皆が感じていた「実はこうするべきよね。」ってことが、見事に表現されている内容でした。

 

それ以上に、今まで言葉に出したかったけど、出せなかったことが事業案として出せたメンバーの顔が輝いていた。ウキウキしていた。結果として、このチームは見事1位になり、経営会議で議題なりました。

 

 

 

「事業案の実行が3秒で決定」「どうせならチームは課長以下でやりましょう!」

 

経営会議では、事業案を実行することを3秒で決めました。なぜなら皆にとって必要だから。それ以上でそれ以下でもありません。

 

次に、議論したのが「誰がやるのか?」。事業案の中には、部長陣の名前が多く連なっていた状態。

 

「このメンバーだったら、確かに成功確率は上がるかもしれないけど、それ以上に価値が生まれるかな?」

「この不可能を可能にしていく瞬間をもっと多くの社員に味わってほしい」

「新入社員や役職の無い社員ですらもっとワクワクさせたい。この経験を積めるチャンスを誰につかんでもらうか?」

 

ということで、純粋に「やってみたい!」って思う人がいいよね。また、今回はあえて「課長以下のメンバー」でやることに決定しました。

 

 

 

「え?ほんとに!?」。プロジェクトリーダー任命の瞬間

 

以下は実際のプロジェクトリーダーを提案した会話を復元してみました。

 

内田:ちょっと○○さん。この前の事業案なんだけど、プロジェクトリーダーやってみない?ちなみに、新モデルの件なんだけど、tttの未来を大きく変えられる可能性が高いんだよ。確かに、新モデルは他社の最新の成功事例も参考にしてるから、事業戦略としても固い。でもね、それ以上の価値が実はあるんだよ。

 

内田:実は他社ってさ、新モデルを新築で立てたまっさらな施設で実行してる。これは意外と難しくないんだよね。でも、今回tttでやろうとしてることは、「既存の施設を新モデルに変える」ってことじゃん。既存を新モデルにするってのが難しくて、既存の運営体制や人、考え方まで変えていかないといけない。

 

内田:でもさ、よく考えたら”かつての事業モデルの限界”という同じ課題を全国の多くの老人ホームも持ってて、そのほとんどが解決できていないって考えてみたら、すごくない?この事業案・新モデルに成功したら、tttは、日本の課題を解決できるかもしれない。こんな事業のプロジェクトリーダーやってみない?俺もちょっと興奮しちゃって、事業計画をさらにブラッシュアップしたんよね。こうやったら、さらに良さそうじゃない?

 

内田:でも、俺だけの力ではやれんのよね。ハードなミッションになるし、もちろん簡単なことじゃないけど、○○さん、どう?やってみらん?

 

○○さん:やってみたいです!!

 

内田:ありだとう。よし、じゃあ何から進めていく?・・・・・

 

というノリで、3時間そのまま打ち合わせ。これがその人の人生180度変わるような「激震」にもなったら素敵だなという思いも込めて、熱中して打合せしていました。

 

 

 

最後に

 

新モデルの価値「同じように困っている老人ホームは全国に13,525件、利用者数は809,435人」。このプロジェクトが、今後のtttによる社会課題解決というミッションをさらに大きく前進させる事業の一つになります。

なにかやり遂げたい。いつかやりたい。

・ホントにできるの?

・自分でいいんですか?

・ワクワクしすぎて気絶しそうです。

 

身体が震えるくらい、自分の実力以上の挑戦。してみたくありませんか?人生の価値観が、180度変わるような事、ぜひやってみよう。

 

内田啓太

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