2025.01.21

経営

実は「成長したい」なんて1ミリも考えていなかった/専務取締役 岩尾幸太

こんにちは。株式会社ttt専務取締役の岩尾幸太です。tttに入社して2年。集客、採用、施設運営のマネジメント、新規施設の立ち上げ責任者。そして今は経営という立場を担わせて貰っています。

 

tttで得た様々な経験によって成長してきたわけですが、実は入社前の自分は「ほどほど働いて、プライベートのために休みもたくさんほしい」と、社会人1年目のテンプレのようなどこにでもいるつまらない人間でした。

 

そんな自分が「なぜ成長したい」と思えるようになったのか話してみようと思います。

 

 

 

何をやっても常に”2番”だった人生

 

小学生の時から野球をやっており、足も速いほうだったので打順は1番、ピッチャーもやってました。しかし、チーム内では投げる、打つ、走る全てにおいて自分よりできるやつがいて常に何かしらの2番でした。

 

中学ではクラブチームに所属してましたが、他のメンバーとの体格や野球センスの違いを肌で実感し「こういう人たちがプロに行くんだろうなあ」といつしか自分はプロには行けないと子どもながら悟っていました。

 

でも野球は好きだったので、”好き”というモチベーションで野球を続けてるだけの人になってしまいました。

 

 

 

成長なんて1ミリも考えたことなかった

 

子どもながらに野球選手としての道に挫折を経験して以来、”頑張る”、”成長する”という概念が自分の中から抜け落ちてた気がします。高校、大学は何かを頑張るということはなくただ自分の好きなことを楽しくやる日々。

 

安定を求めてしまった自分にはやっぱり平凡な生活が待っていました。しかし、それでも刺激は足りないもののその平凡な生活でも幸せと感じられていました。

 

そして、社会人。安定思考は変わらず、ワークライフバランスのとれた会社に就職。平日は働き、週末は同僚と飲み歩くというこれまた社会人のテンプレのような生活を送ってました。

 

 

 

成長したいと思うようになったきっかけ

 

前職は業界では名の知れた中小企業でしたが、同じ年代の社員が多くシンプルに「負けたくないな」という気持ちが無意識にありました。

 

「年齢なんて関係ない、1年で追い越してやる」。そう思いながら同年代の誰よりも知識をつけ、先輩の営業を見て真似て、「全員の良いところをパクれば1番になれるじゃん!」。そんなことを期待して、仕事をしてましたが、やっぱり上には上がいました。

 

その年、自分は同期の中ではトップ成績を出しましたが、2つ上の先輩は私の倍の営業成績を叩き出していました。

 

「は?ありえんだろ。なんでこんな売上だせるんだよ」

 

社会人になって久々に頑張ってみたものの、また1番になれなかったという悔しさと苛立ちがありました。「次こそ見返してやろう」。そんな気持ちでいましたし、この悔しさを持って仕事すること自体が心地良いことにも気づきました。今思えばこの時から少しずつ「成長したい」という欲を取り戻し始めていた気がします。

 

 

 

年功序列の壁。tttとの出会い

 

前職の会社は歴史が長かった会社なので、やはり年功序列が付き物でした。

 

「あれ、俺どれだけ頑張っても最短で役職がつくのは30代か。だったら会社で異例のような出世スピード俺が出してやる。」

 

当時の自分は上司に相談し、会社トップとの飲み会をセッティングしてもらい直談判。異例のスピードで昇格したい野望をストレートに話しました。しかし回答は「もうちょっと経験積んでからだね」。聞いてるようで聞いてない感じが逆に悔しくて。

 

そんな時にたまたまtttと出会いました。ベンチャー感満載の結果重視と年功序列のない社風。何より「よーわからんけどなんか面白そう!」という感じが私の好奇心に刺さりました。

 

そして無事内定を頂きtttに入社する運びとなりました。

 

 

 

“とにかく行動”には限界があった

 

今まで「とりあえず行動すること」を大事にしてきた私。”考えて動く”ということを意識してこなかった自分がまず最初に躓いたのが単純に「考えること」。

 

私は自分のことを「頭が良い」とは決して思っていないので、tttに入社した初期も、とにかくガムシャラに行動することで成功する確率を上げようと考えました。しかし、入社して1か月目で早速試練が。集客目標が未達になる可能性が出てきました。

 

当時の上司から「今は何が課題だと思う?」「確率の悪い行動をしてないかな?」これに何も答えられませんでした。

 

結局「行動すること」を正当化し、自分のできないことに目を背けて、行動することで気を紛らわしてたんだなと。「自分めちゃくちゃダサイやん」。当時はこう解釈しましたね。その時初めて、行動派の人間にも限界があると痛感しました。だから、がむしゃらにやっててもダメなんだと学びました。

 

 

 

自分なりに考えた、最速部長戦略

 

僕のttt入社時の目標は1年後に部長になること。入社して3ヶ月たって、どうしたら部長になれるのか考え直しました。

 

結論は、「とにかく上司の仕事を奪うこと」。これが、最速で部長になる近道だと仮説立てました。理由はシンプル。上司がやってる仕事を自分ができるようになれば必然的に部長と同等じゃん。そのためにあとはひたすら上司の考え方やマネジメント方法を自分なりに解釈していくだけ。

 

ちなみに当時上司だった人の知識や考え方や、自分がいいと思った人の行動や考え方は徹底的にパクりました。その結果、10カ月目で部長になることができました。そして2年経ち、経営という立場も任せて貰えてます。

 

 

 

最後に

 

成長環境がほしい人へ。とにかく上司の仕事を奪ってみてください。視座をあげて仕事したいのにさせてくれないのはそれは環境を変える、または環境を自分で作ったほうがいいと思います。

 

人間の本能的に上司から依頼される仕事は心理的リアクタンス(やれと言われたらやりたくなくなる現象)が働く場合があります。だったら自分から仕事を取りに行ったほうがよくない?その姿勢が向上心があるとみられ、上司からもらった仕事を達成することで自分の成功体験となり、自信がつく。

 

これはベンチャーでしか味わえない醍醐味だと思っています。

 

岩尾幸太

 

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