2024.02.02
仕事
「当たり前の基準が部下と違う」tttのマネージャーに挑戦した全員が死ぬほど痛感する”コレ”の正体/副社長の言語化
「1秒でも早く役職をつけたい!」
「会社で重要なポジションを任されたい」
「自分の結果次第で事業の成功か失敗が決まるヒリヒリした仕事をやりたい」
「動かされる側じゃなく、人を動かす側に行きたい!」
そんな部活強豪校のレギュラーを1年生から狙うぐらい熱い向上心を持った方が多いです。
会社で例えれば、入社1年目でも会社の最年少記録を本気で狙ってくるぐらいの向上心です。
今回はそんな向上心を持った人が仮にマネージャーになった時、絶対にぶつかる「当たり前の基準の違い」についてお話しします。
部下を持って痛感。当たり前の基準の違いとは?
当たり前とは、箱とその中に入っている文字が書かれたボールのセットです。
箱はシチュエーションによって違います。
「友達との待ち合わせの時」って箱もあれば、ちょっと違う「お客様との待ち合わせの時」って箱。「家族との食事の時」の箱や、「一人でご飯を済ませる時」なんて箱もある。
つまり日々過ごす中で当たり前と思っているシーンの数だけ実は箱があるのです(※この話をもっと厳密に書いた記事を最後に添付します。本記事が面白くて理解を深めたいという変わった方だけ読んでください)。
そして、私たちは特定の行動が書かれたボールが入った様々な箱を持っているイメージで構いません。
例えば、あなたが「あるテストで70点を取った時」の箱の中にあるボールには「①100点を取れなくて悔しいから勉強し直す。②それで再挑戦する。③100点を取れるまでやる」と書かれた3つのボールが入っています。その3つのボールを順に手に取って(もしくは同時)、その内容に従って、あなたは行動していきます。
部下の「テストで70点を取った時」の箱の中のボールはどうでしょう?見てみると「70点取れてたら十分っしょ。だから終わり」と書かれたボールが1個だけ入っています。部下はその1個を手に取り、文字通り従います。よって部下はそこで終了するというアクションを取ります。
重要なことは、同じタイトルが書かれた箱(同じシチュエーション)でも、中に入っているボールの数やそこに書かれていることは全く違う可能性が高いということ。
それなのに、あたかも同じ箱で同じボールが入っている前提で相手に指示や要求をしたとしても、ズレるに決まってるじゃないか。それに多くのマネージャーは気づかず、時に腹を立て、時に悩み、そして同じ行為を繰り返すのです。
いうなれば、多くのマネージャーの「部下との当たり前の基準が違った時」の箱の中には「①なんでできないんだと腹を立てて叱る、②叱っても全然できないから悩む」のボールが入っているのです。これらのボールは本気でこれを解決したいと思ってたら、果たして正しいボールですか?
当たり前の違いは「箱の中のボールの違い」ということはわかった。結局どうしたらいいの?
シンプルに部下の箱の中のボールを一個ずつ入れ替えるしかありません。
「だから、どうやって入れ替えることができるんだよ」とあなたは思うかもしれません。
そんなあなたに問います。あなたの当たり前の箱の中。その中のボールを確認したことはありますか?それを言語化したことありますか?それを部下にこれまで伝えたことはありますか?
当たり前の基準が同じ前提で部下に仕事の指示をしたり、依頼してませんか?それで部下の結果が悪くて、腹を立ててませんか?部下の能力が低いと言い訳してませんか?
あなたのしょうもない曖昧でなんとなくの指示だけで結果を出せる部下ならば、あなたよりだいぶ優秀な人であって、そんだけ元から優秀ならすぐにあなたの上にいくので、結局は自分よりまだ未熟な人をマネジメントするしかないのです。
話を戻しましょう。
じゃあ部下の箱の中のボールを正しいものに入れ替えるためには「この当たり前の箱に入れるのは、〇〇と書かれたボールなんだよ!」ってボールの文字を丁寧に見せて、部下がそれを自分の箱に確実に入れるのを見届けるのです。
見届けるって何?
そのボールに書かれた内容を確実に”やらせきる”ということです。究極は、そのボールが完全に部下のその箱になじむように”やらせきり続ける”ということです。
これが当たり前の基準の違いを解決する”泥臭いけど確実な一つの方法”です。
副社長 大場
業務に関するお問い合わせや採用情報など
お気軽にお問い合わせください。