2024.05.10
経営
【これがまさにリアル。もしも副社長が新人をマネジメントしたら】
僕は仕事中のオフィスでも、周囲を気にせず(迷惑をかけないところで)ストレッチしたり、15分の昼寝をかましたりします。
「偉いからできるでしょ?」
いいえ。僕もそのくらい図太い性格だったらよかったです。立場関係なく、初対面や久々話す社員さんには人見知り発揮して、接するのは内心緊張します。
それでも、結局は人目を気にせず昼寝やストレッチするのは「限られた時間で最高の仕事をして結果を出す集中力のため」と、「1日の終わりまで最高のパフォーマンスを出す体力のため」の理にかなった方法をとってるだけです。
今回はそんな僕の姿を見てた新人の月島さん(※架空の本社社員の名前です。一応、当社に今月島さんがいないことは確認しました、、、)が僕にこう話してきました。これはその時の対話。
第1部「ふとした会話」
月島「副社長って良いですね。自分で自由にいつでも昼寝をとったりできて。」
大場「月島さんはなんでやんないの?」
月島「いやいや、できないですよ」
大場「え、なんで?」
月島「なんでって皆仕事してる時に一人だけ昼寝ってできないですよ」
大場「え、それはなんでなの?(まあ言わんとしてることはわかるけどね)」
月島「皆の目が気になるじゃないですか!」
第2部「副社長の純粋な疑問」
大場「なんで皆の目が気になるの?」
月島「自分だけ皆と違うことしてたら、どう思われるかわからないじゃないですか」
大場「じゃあ質問を変えよっか。皆が他人を気にする時ってどんな時だと思う?」
月島「んーー。なんか気になる時、、うまく言えないです」
大場「自分の当たり前や常識から外れることをやってる人がいた時じゃない?」
月島「確かに」
大場「じゃあ皆の当たり前や常識ってそもそも正解なの?」
月島「、、わからないです」
大場「じゃあ逆に、あなたがやりたいと思ってる昼寝はあなたにとって正解って思ってるんよね?」
月島「はい。」
大場「ちなみにどういった意味で正解なの?」
月島「どういった意味で?」
大場「寝たいから寝たいのか、パフォーマンス上げるために寝たいのか」
月島「パフォーマンスのためです」
大場「「そんな言ってくれるのは嬉しいね。寝たいからでも良かったんだけどね(笑)」
月島「?」
大場「そっちの話は難しいからまた今度」
第3部「核心に迫る」
大場「月島さんは良い仕事をして、結果を出したいってことよね?」
月島「はい。」
大場「良いじゃん!回りまわってお客さんとかチームとか色んな人を助けるからね」
大場「じゃああなたの今の皆の目を気にした行動は、あなたにとっては不正解って思ってるってことよね?」
月島「確かにそう言えますね」
大場「あなたにとって昼寝は正解で、昼寝しないのは不正解。なのに、周りを気にして不正解を選んでるってことね。」
月島「わかっててもできなくないですか?」
大場「なんで?(気持ちはわかるけどね)」
月島「なんでって言われても、、」
大場「つまり、あなたが本当に正解と思ったことをやらない理由は、常識に捉われてるってことよね?自分が良いと思った方法は試さずに、他人に合わせて人目につかないことがベストなんかね?」
月島「それは違いますけど、、」
大場「これは俺の経営者としての話ね。大きい組織を経営して、何百人の人を雇用するってその人たちの生活基盤を支える役割もあるってこと。その一番は給料なんだけど、これって事業の結果にしかついてこない。だからどんな綺麗事言っても、結果がないと人って絶対ついてこない。そりゃ当然よね!皆、生活かかってるから。」
大場「だからたぶん組織で一番結果にシビアに生きてるし、必ず結果を出す覚悟を持ってる。その覚悟があるから、人目うんぬんは気になる気持ちはわかるけど、最高のパフォーマンスのための行動を俺は取るよ。」
大場「人目気にして、結果出せませんでした。ごめんなさい。って一番できない立場だからね!だから、当社でも自分がどう思われるかって所から、どう行動すべきかで考えれる人が一人でも育ったら個人的に超嬉しいよ!別に組織うんぬんでなくね!」
月島「でも、わかってても実際にそうするのはやっぱ難しいです。」
大場「(あ、これは何言ってもできないって返すパターンだ。これ以上の会話は終了)」
結末は時に残酷に
経営者と新人のハッピー成長ストーリーかと思いきや、実際の超あるあるガチリアルなマネジメントシーンを描いてみました(綺麗ごとが一番嫌いなので)。
ちなみにこのパターンの人は、これ以上の説明や説得は1ミリも意味ありません。だからといって「この人が可能性が無い」では決してないです。むしろ多くの人がここからスタート。
月島さんタイプに可能性があるなら「とりあえず次の行動を約束して、様子をみること(今回なら、一回デスクで昼寝をとってみよう!です)」。
これに月島さんが本当に挑戦したら、まだまだレベルアップするポテンシャルがあります。焦らず真剣に向き合ってマネジメントしましょう。行動できる人は必ず成長します。
ただ約束した行動をやらず「言い訳」が増えるケースだったら、月島さんの成長を考える時間は、別の地道に頑張って前に進むメンバーに当てましょう。その方が皆ハッピーです。
最後にこのトピックスで伝えたかったのは
「周囲や環境を無意識の内に言い訳にしてる自分に少しずつ気づいて、行動に移して。自分の人生と主体的に向き合える人の姿は本当に素敵です」ってことです。
副社長 大場
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