2024.10.01

仕事

「できる人と同じ頭のつくり方」当社の全マネージャー・研修担当に習得させる最強の”共通理解力”(副社長/社内向け)

「共通理解力が身につくと、何が嬉しいの?」

 

事業が順調に進むと、”一部の優秀な人がやっている専門的なこと”を、他の社員に教えてできるようになって貰うシーンが増える。このトピックスに興味をもったあなたはすでに優秀な上司、もしくは未来の優秀な上司の可能性が高いので、あなたができることを部下に教えていく時期が必ず来る。

 

でも、いざやってみると「めっっちゃ苦戦しません?」

 

これは教える側が「人間が新しいことを学んで成長するメカニズム」を正しく知らないと簡単に起こる。たまに、これを感覚的に掴んでて教えるのが上手い人もいます。

 

「優秀な人は自分自身が成長できたのだから、成長メカニズム知ってるんじゃない?」と思うかもですが、たいてい自身の成長ストーリーは美化されてて参考になりません。「優秀な営業マン=優秀なマネージャーではない」、「優秀な選手=優秀な指導者ではない」ってよく聞きません?

 

今回は、これを心理学・神経科学・認知科学を踏まえて解決していきます。※ただ科学的な知見は情報量セーブのため省略。詳しくは社内の研修で。

 

 

 

共通理解力って何?

 

“共通理解”は、専門的な理論や戦略、考え方、テクニックといった”自分が頭の中で考えていること、見えていること”(目的、そのメリット、具体的に何をやるのか、感覚的なイメージ)を相手にも同様に理解して、感じて貰うことです。

 

なので、共通理解力は、共通理解をつくれる能力のこと。

 

イメージは「できる人と同じ頭をつくる感じ」。凄い結果を出す人と同じ頭を、自分も持てたら、あとは行動が伴えば近い結果を出せそうじゃないですか?

 

ここから僕がたった30分の研修で参加した相手と共通理解をさせるための要点を話します。

 

共通理解力の要点

 

①有益性理解(メリット)

聞き手は、それってできたら「何が嬉しいの?」という状態から頭がスタートする。なので、話者は自分が話す理論や戦略、考え方のメリットを相手に感じさせることが重要。

 

②感覚理解(イメージ)

例えやイメージを伝えて、感覚的に「あー、あの感じね!」とイメージして貰えること。

 

③目的理解

有益性理解で、目先のメリットはわかった。そのメリットが長期的、大局的にはどのような目的達成につながるのかを感じて貰う。それが相手も実現したいと思える目的であることも重要。

 

④NCA理解

NCAとはNext Concrete Actionの略。意味は「次の具体的な行動」のこと。どんなに凄い理論や知識を得ても、多くの人は「で、結局何をしたらいいの?」となる。なので、今からでも早速できる具体的な行動を理解してもらうことが重要。使えない知識はゴミなので、④で使うところまで持っていくのは超重要。

 

※ちなみに、相手が自分でNCAを考えれるレベルの人には自分で考えさせてコーチングしよう。そうでなければ、ティーチングで指示してあげよう。

 

⑤シンプル理解

超重要。「内容は絞ってください」。欲張って伝えても無駄。①~④までをなるべく短い話で完結させることが重要。シンプル is the best。話す情報量が増えると、相手は情報過多になってパニックになってしまう。あれこれ話し過ぎ注意。でも、①~④が要点が話から抜けていると、相手は置いてけぼりになる。この絶妙な情報量の線引きが実力の見せ所。

 

#認知的負荷理論 #デュアルコード理論

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