MOO(最高執行責任者) 船木勇佑
JAXAの面接をたった5分で落とされた僕が
NASAで講演するまでになった話
こんにちは!株式会社tttで
MOO(Management & Operation Officer)を務めている船木です。
普段は第三者の視点から、忖度なく
ロジカルに組織の課題を抽出し、経営陣が描く
事業計画の実現に向けて、現場の皆さんと伴走しながら
事業を推進しています。
こう話すと、いかにもロジカルで戦略的な
キャリアを歩んできたように聞こえるかもしれません。
しかし、私のこれまでの道のりは泥臭く、壮大な夢と挫折、
そして予期せぬ転機に満ちたものでした。
今回は、tttという会社が持つ可能性を、
私の少し変わった人生ストーリーを通してお伝えできればと思います。
面接でお会いする前に、少しでも私の人となりや
tttの面白さが伝われば幸いです。
夢の始まりと、拭えなかった
「陰キャ」の自分
僕の原点は、中学3年生の時に観た映画
『アポロ13号』です。絶望的な状況下で、最後まで
諦めない乗組員と地上エンジニアの姿に心を撃ち抜かれ、
その日から「NASAのエンジニアになる」ことが
僕の夢になりました。
その夢を叶えるため勉強に打ち込み、
浪人を経て東京工業大学に入学。夢に一歩近づき、
華やかなキャンパスライフを期待していましたが、
現実は甘くありませんでした。
周囲の華やかな学生たちに気後れし、
「暗い」と言われた僕は自分を表現できない焦りから、
お菓子作りや声優挑戦など迷走を繰り返していました。
夢に近づいているはずなのに、
心は満たされない
そんな中、僕の心を奪ったのが
「シルク・ドゥ・ソレイユ」のパフォーマンスでした。
言葉を使わず感情を伝える表現の力に衝撃を受け、
「こんな表現をしたい」と強く惹かれました。
カーテンコールで田口師永さんに花束を渡した時、
考えていた言葉が吹き飛び、思わず叫びました。
「僕も“なわとび”をやります!!」
この一言が僕の人生を動かしました。
5分で砕かれた夢と、
衝動的な一言
宇宙ロボットのプロジェクトに参加し、
夢が現実味を帯びた矢先、JAXAの面接で
開始5分、「可能性を感じない」と告げられ、
中学からの夢が一言で終わりました。
「JAXA面接5分で不合格」から10年、
NASAからの逆オファー事件
宇宙への夢を絶たれ、タイヤメーカーに就職。
表現できない自分を変えるため、
大道芸なわとびパフォーマーとして活動開始。
分析・仮説・改善を繰り返す日々でした。
やぶれかぶれで感情をぶつけた演技が喝采を浴び、
自分の“形”を掴みました。やがて
シルク・ドゥ・ソレイユから異例のオファーが届き、
オーディション免除で正式アーティストに。
「エンジニア出身のアーティストは初めてです」
その言葉で自己否定から解放されました。
そして2014年、NASAケネディ宇宙センターから
講演依頼の電話が届いたのです。
「誰もできそうにないことをやった人」として、
憧れの地でNASA講演。
JAXA面接から10年、砕けた夢が思いがけず叶いました。
夢が破れた「課題」に感謝する。
その先に、まだ見ぬ可能性は眠っている
NASAでの経験は、「課題に感謝する」
というtttの理念そのものでした。
夢が砕けても、もがき・考え・行動した時間は
決して無駄ではなかったのです。
エンジニアからアーティストへという
誰も選ばない道を歩んだからこそ、
想像もしなかった未来が拓けました。
これが挑戦するあなたへの説得材料です。
tttは、あなたのユニークな挑戦を面白がり、
価値として受け入れる会社です。
「打席だけはいくらでもある」環境で、
あなただけの誰もやらないことを成し遂げてください。
