2026.08.13

NASAで講演し、シルク・ドゥ・ソレイユの舞台に立った僕が、介護という「人類最難関の未解決問題」に挑む理由

MOO(最高執行責任者) 船木 勇佑

NASAで講演し、シルク・ドゥ・ソレイユの舞台に立った僕が、
介護という「人類最難関の未解決問題」に挑む理由

こんにちは!
株式会社tttでMOO(Management & Operation Officer)を務めている船木勇佑です。
一般的に言うCOO(最高執行責任者)に近い立ち位置で、
組織全体の統括や事業推進、現場のオペレーション改革などを担っています。

突然ですが、「介護」と聞いてどんなイメージを持ちますか?

きっと多くの方が、こう感じるのではないでしょうか。

「社会にとって絶対に必要であり、非常に尊く重要な仕事である」

誰もが頭ではそう理解しています。
しかし、「では、いざ自分がその仕事を積極的にやりたいか?」と問われると、
多くの人が二の足を踏んでしまう。

「就きたい仕事ランキング」や「人気職業ランキング」で
介護職や介護事業が上位にランクインすることは、残念ながらほぼありません。
むしろ、世間では「3K(きつい・汚い・危険)」といった
ネガティブな言葉で語られてしまうことすら少なくないのが現状です。

社会的な必要性と、キャリア選択としての人気の間にある大きなギャップ

「必要な仕事」なのに「やりたい仕事」には選ばれない。
この社会的な必要性と個人のキャリア選択としての人気の間にある
大きなギャップこそが、
現在の介護業界が抱えるリアルな現状であり、構造的な課題です。

では、なぜそんな業界に僕がいるのか。
少し、僕のこれまでの歩みをお話しさせてください。

宇宙ロボット開発、国際特許取得、シルク・ドゥ・ソレイユ──僕がこれまで歩んできた道

元々の僕は、ゴリゴリのエンジニア出身です。

東京工業大学の大学院を修了後、
人工衛星の開発や、国際宇宙ステーション(ISS)で使われる
宇宙用ロボットアームの研究開発に携わっていました。
その後は大手タイヤメーカーへ就職し、
将来型の新概念タイヤの技術開発を行い、国際特許なども取得しました。

そこから人生の大きな転機があり、
アーティストとして「シルク・ドゥ・ソレイユ」のステージに立つことになります。
アメリカ・フロリダで2,500回以上の舞台を踏みました。
さらに縁あって、2015年から2019年にかけて、
NASA(ケネディ宇宙センター)のエンジニアや科学者たちを対象に
「イノベーション」をテーマとした講演を行う機会にも恵まれました。

高校時代の同期には医師や弁護士が何人もおり、
大学の同期たちも有名企業で華々しい肩書を持ち、重要ポジションで活躍しています。
世間一般の目線で見れば、僕もいわゆる「エリートコース」を
歩んできた人間と言えるかもしれません。

では、なぜそんな僕が、
世間から「イメージが悪い」と敬遠されがちな介護事業を営む
株式会社tttで仕事をしているのか。

その理由は、僕の人生の「原体験」にあります。

「家に帰りたい」──祖父母の最後の願いを叶えられなかった無力感

僕にとっての「介護」の原点は、
幼少期に僕をとても大切にしてくれ、
たくさん甘やかしてくれた母方の祖父母との思い出にあります。

高齢になった祖父がアルツハイマー型認知症を発症し、
自宅での生活が難しくなって施設に入所することになりました。
そして、一人残された祖母も高齢となり、
自宅での一人暮らしが困難になったため、同じく施設に入所しました。

施設で暮らす2人が、面会に行くたびに口にしていた言葉があります。

「家に帰りたい」

たったそれだけの、あまりにもささやかで、切実な願いでした。

しかし、認知症が進む祖父と、体が弱っていく祖母。
母も仕事を抱えており、自宅でつきっきりの介護をする余裕はありません。
年齢を重ねるにつれて、一時帰宅など不可能なレベルになっていきました。

結局、2人の「家に帰りたい」という願いを叶えてあげられないまま、
祖父母は施設で亡くなりました。

大好きな祖父母の最後のささやかな願いすら叶えてあげられなかった無力感。
それが、僕の心に深く刻まれた原体験であり、
僕にとっての「介護事業」に向き合う真の起点なのです。

「生きること」は可能にした人類が、まだ解決できていないこと

この原体験を経て、僕は人類の歴史という大きな視点で
「介護」を捉えるようになりました。

歴史を振り返ると、かつては生まれてすぐに命を落とす子供たちがたくさんいました。
体調を崩せば治療法もなく、
公衆衛生の未発達や病気によって命を落とすことが当たり前だった時代です。
歴史の中には、「口減らし」や「姥捨て山」のように、
生産性や生存の観点から弱い立場の人々を
排斥せざるを得ない残酷な時代もありました。

しかし、近代における医療技術の進歩や公衆衛生の確立によって、
人類は「生きることができなかった人たちを、生かせる社会」を作り上げてきました。
生存確率を上げ、寿命を延ばすことにおいて、
人類は大きな進歩を遂げたと言えます。

しかし、その一方で──。

人が最期まで自分らしく生きられる社会は、まだどこにもない

「自分らしく、幸せに人生を終えることができるか?」

このテーマについて、人類はまだ明確な答えを出せていません。

テクノロジーや医療がどれほど進化しても、
僕の祖父母のように「家に帰りたい」というささやかな願いすら叶えられず、
最後は諦めの中で人生の幕を閉じる人が、いまも世界中に溢れています。

つまり、介護とは単なる「お世話」や「現場労働」の領域にとどまるものではなく、
「人類がまだ解決できていない最難関の未解決問題」なのです。

スマートな課題に優秀な人材が集まり、本当に必要な領域に人が来ない構造的歪み

世間一般で言う「優秀な人」や「エリート」と呼ばれる人たちは、
往々にしてスマートで華やか、
すでに構造が洗練された業界や市場へと集まりがちです。

しかし、本当に優秀な人間が挑むべき仕事とは何でしょうか?

すでに出来上がった仕組みの上でスマートに成果を競い合うことでしょうか?
それとも、誰もが「難しそう」「イメージが悪い」「課題が根深い」と
避けてとおる、複雑で泥臭い「構造的課題」に切り込むことでしょうか?

僕は、後者だと信じています。

人はみな誰もが年をとります。
懸命に生きた先にある高齢者になる未来、
そこで介護を受けることになったとき、
その仕事が「なりたくない仕事」だなんて、本当にそれで良いのか?と。

国際宇宙ステーションのロボットアームを開発することや、
NASAでスピーチをすることも、もちろん価値のある素晴らしい挑戦でした。
しかし、「人が最期まで自分らしく生き、幸せに人生を完結できる社会を作る」ことは、
はるかに人類にとって本質的な挑戦なんじゃないかと思っています。

スマートな課題ばかりに優秀な人材が集まり、
最も社会が必要としている領域に優秀な人材が集まらない──。
この構造的な歪みこそが、
介護業界のイメージの悪さや課題解決の遅れを生んでいる原因の1つです。

だからこそ、エリートや優秀と言われる人間こそが、
腕まくりをしてこの難題に飛び込むべきなのです。

介護の課題を希望へ──tttと一緒に、歴史的な挑戦を始めませんか?

株式会社tttは、介護という領域を
単なる「作業」や「受け皿」として捉えていません。

介護の課題を希望へ。

現場の課題を先延ばしにせず、
訪問看護、ナーシングホーム、福祉用具、
そして理想の街づくり(tttタウン構想)に至るまで、
利用者の「自分らしく生きたい」「家に帰りたい」という願いを
本気で叶えるための構造改革を起こし続けています。

「やりたい」という志に対して、
「やるばい!」と全力で背中を押す文化がここにはあります。
あなたを試す打席は、無限に用意されています。

もしあなたが、

「自分の能力を、もっと本質的で大きな社会的価値のために使いたい」
「きれいごとや既存の枠組みではなく、手応えのある構造的課題に挑みたい」
「誰かの人生を最期まで輝かせるイノベーションを成し遂げたい」

そう感じているなら、ぜひ一度僕と話をしましょう。

介護のイメージを覆し、人類の未解決問題を解決する。
そんな歴史的な挑戦を、あなたと一緒にできる日を楽しみにしています。

株式会社ttt MOO(最高執行責任者) 船木 勇佑

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