2026.11.06

仲間の物語

工場勤務17年から介護施設長へ!未経験から飛び込んだ社員のドラマのような人生

株式会社ttt 採用マーケターの竹内です!

 

今回は、工場勤務17年から介護業界に飛び込み、施設長、そしてエリアマネージャーへとキャリアを駆け上がった運営部長の川村さんにインタビューしてみました!

 

異業種への転職には不安がつきもの。さらに知識ゼロで「施設長」という責任ある立場からのスタートとなれば、その苦労は想像を絶するものがあると思います。そこで今回は、実際に工場勤務から介護施設長へ転職し、現在はエリアマネージャーとして活躍する社員にインタビューしてみました。

 

「17年間続けた仕事を辞めることに抵抗はなかった?」

「介護の知識ゼロでいきなり施設長って、正直どうだった?」

「ぶっちゃけ逃げ出したくなったことはある?」

 

異業種からの転職や未経験の業界への挑戦を考えている方の背中を押せる記事になれば幸いです!

 

 ──自己紹介をお願いします!

 

竹内:今回はエリアマネージャーにお話を伺います!まずは自己紹介をお願いします!

 

エリアマネージャー:よろしくお願いします!工業高校を卒業後、工場に就職して17年間、産業用モーターの製造に携わっていました。主に工場で使われるロボットの関節部のモーターなどを作る仕事です。毎日、機械と向き合い、技術を磨く日々。それが自分の人生のすべてだと思っていました。

 

竹内:17年間…!それだけ長く続けた仕事を離れるのは、相当な決断だったのではないですか?

 

──工場勤務17年からの転職。介護業界に飛び込んだきっかけは?

 

竹内:そもそも、なぜ介護業界に転職しようと思ったんですか?

 

エリアマネージャー:当時、『有料老人ホームたいよう』に勤めていた方から、施設長の募集をしているというお話を聞いたのがきっかけです。介護業界は全くの別業種で、未知の世界でした。でも、心のどこかで「新しいことに挑戦してみたい」という強い好奇心が芽生えて、思い切って応募しました。

 

竹内:工場からいきなり介護施設長…!すごい決断ですね。介護の経験はあったんですか?

 

エリアマネージャー:介護の経験といえば、小学生の時に祖母の施設に一度行ったことがある程度です。(笑)現場がどれほど大変か、具体的な想像すらできない状態で飛び込みました。今振り返れば、よくそんな思い切った決断をしたものだと自分でも思います。

 

──社長が現場に出ている衝撃

 

竹内:面接の時に印象に残っていることはありますか?

 

エリアマネージャー:内田社長に直接面接していただいたんですが、強烈に印象に残っているのは、社長が現場に出ていることでした。

 

竹内:それは衝撃的だったんですね。

 

エリアマネージャー:はい。今まで自分は社長が現場に出ているのを見たことがなかったし、出ないものだと思っていたんです。経営者が現場を直接見ている会社なんだ、と。この会社なら本気で現場と向き合えるんじゃないかと感じました。

 

竹内:社長が現場に出ているからこそ、現場の声が経営に反映されやすい。tttの強みの一つですよね。

 

──知識ゼロで施設長に。入社後の苦労は?

 

竹内:実際に入社してみて、どうでしたか?

 

エリアマネージャー:想像を絶する苦労の連続でした。大きく3つの壁にぶつかりました。

 

 専門用語がわからない、聞けない

 

エリアマネージャー:最初の壁は「知識」でした。専門用語も、仕組みも全くわかりません。入社前に自分なりに猛勉強したつもりでしたが、実践では見事なまでに役に立ちませんでした。

 

竹内:現場に入ってみないとわからないことって多いですよね。

 

エリアマネージャー:何よりつらかったのは、施設長という責任ある立場でありながら、ご家族様からのお問い合わせに対して「わからない」と言えないことです。要件を伺い、裏で必死に確認し、折り返しお電話をする。ケアマネジャー様とのやり取りでも専門用語が飛び交い、その場で聞くか、後で調べてまた連絡をするという泥臭い反復の毎日でした。

 

竹内:「わからない」と言えないプレッシャー、相当なものだったと思います…。

 

工場とは全く違うマネジメント

 

エリアマネージャー:次の課題は「マネジメントの違い」です。前職の工場では、技術教育や作業指示がメインであり、個人個人の台数管理や作業効率を追うことが主なマネジメントでした。しかし、介護施設は全くの別物です。

 

竹内:具体的にはどう違ったんですか?

 

エリアマネージャー:介護施設では「チームとしていかに施設の評価を上げていくか」が問われます。機械の歯車を合わせるのとは違い、感情を持つ人間のチームとして「同じ方向を向いて働いていく」ということが、これほどまでに難しく、一筋縄ではいかないものなのかと痛感させられました。

 

「施設長は犬の散歩に行ってください」──組織の位置ずれ

 

竹内:3つ目の壁は何だったんですか?

 

エリアマネージャー:私を最も苦しめたのが「位置ずれ」の問題です。着任した当初の施設では、私が未経験で知識がないことを理由に、組織としての役割が崩壊していました。

 

竹内:役割が崩壊…?

 

エリアマネージャー:今でも鮮明に覚えているんですが、職員から「施設長は10時から犬の散歩に行ってきてください」と言われたことがあるんです。

 

竹内:え…!施設長に対してですか?

 

エリアマネージャー:入社間もない私は強い違和感を覚えながらも、「介護施設の施設長とはこういう立場にいるものなのか」と勘違いして、その指示に従ってしまっていたんです。でも、それは大きな間違いでした。トップである私が部下の指示に当たり前のように従っていたからこそ、組織内に深刻な位置ずれが多発し、施設全体の統制が取れなくなっていたんです。

 

竹内:それは壮絶な状況ですね…。

 ──どうやって壁を乗り越えたの?

 

竹内:そこからどうやって立て直したんですか?

 

エリアマネージャー:「このままではいけない」と腹を括りました。まずは泥臭く、勉強と実践を繰り返しました。わからないことはプライドを捨てて質問し、学んだことを即座に現場で実践する。同時に、当時の上司から「識学」を用いたマネジメントを学び、自分自身の役割と職員の役割を明確に線引きすることで、職員が迷わず目の前の仕事に集中できる環境づくりを徹底しました。

 

竹内:位置ずれの問題はどう解決したんですか?

 

エリアマネージャー:位置ずれを起こしている職員には、正面から向き合い、役割の説明とすり合わせを行いました。当然、激しい衝突も生まれました。逃げ出したいと思うほど苦しい時期でしたが、ここで自分が折れれば施設は良くならないと、ぶつかり続けました。

 

竹内:プライドを捨てて学びながら、組織のトップとしては一切妥協しない。その覚悟がすごいです。

 

──チームが一つにまとまった瞬間

 

竹内:苦しい時期を乗り越えて、チームに変化はありましたか?

 

エリアマネージャー:たくさんの課題を抱えながらも、少しずつ職員の協力のもと課題を解決していく中で、私も職員たちも大きく成長しました。何かあるたびに「無理です」「できません」と言っていた職員たちが、いつしか「どうすれば出来るか」「どうすれば少しでもいい結果に繋がるか」を自発的に考えてくれるようになったんです。

 

竹内:「できない」から「どうすればできるか」へ。チームの意識が根本から変わったんですね。

 

エリアマネージャー:はい。自分たちで考え行動する習慣がついた職員たちは、より利用者様と深く向き合い、「どうすればこの限られた生活範囲の中で、快適で過ごしやすい環境を作れるか」に自ら目を向けるようになりました。チームが一つにまとまった瞬間でした。

 

竹内:知識ゼロからスタートして、約2年でチームをそこまで変えられたのは本当にすごいことだと思います。

 

──施設長からエリアマネージャーへの抜擢

 

竹内:施設が軌道に乗り始めた頃、エリアマネージャーへの抜擢があったと聞きました。

 

エリアマネージャー:はい。施設長としての激動の約2年間を経て、ようやく施設の形が見えてきた頃に、お声掛けをいただきました。正直、最初は「自分にそんな重責が務まるのだろうか」という不安が大きかったです。でも、一つの施設を改善できた時に、これまでの人生で味わったことのないほどの圧倒的な「成長」を感じることができた。エリア全体に範囲が広がれば、さらに大きな成長を実感できるんじゃないかと。不安を上回るワクワクが背中を押してくれました。

 

竹内:挑戦を決意した後、実際にはどうでしたか?

 

エリアマネージャー:施設長時代とは次元の異なる「新たな3つの壁」が立ち塞がっていました。

 

現場の解像度が薄れるもどかしさ

 

エリアマネージャー:一つ目は「現場の解像度の違い」です。自分が施設長として一つの施設を見ていた時は、利用者様や職員の些細な変化まで把握することができました。でも、エリア全体の統括となると、自分の施設ではないため現場の細部まで直接目を配ることができません。「現場の手触り感が薄れる」ことへのもどかしさは、想像以上でした。

 

圧倒的な情報量に追いつかない日々

 

エリアマネージャー:二つ目は「圧倒的な情報量」です。複数の施設を管轄するようになると、毎日のように各所から新しい情報や課題が怒涛のように押し寄せてきます。自分自身の処理能力が全く追いついていかない日々が続きました。

 

竹内:一つの施設でも大変だったのに、それが複数となると…。

 

経験豊富なベテラン施設長たちとの対峙

 

エリアマネージャー:そして三つ目が最大の試練でした。「経験豊富な施設長たちとの対峙」です。マネジメントの対象が、現場の職員から「施設長」へと変わりました。彼らの多くは、介護業界での知識も現場経験も豊富に持ち合わせたベテランばかり。知識量の差で負けてしまい、言葉に詰まることもありました。

 

竹内:介護未経験の自分が、ベテランの施設長たちをマネジメントする。それは相当なプレッシャーですね。

 

──エリアマネージャーとして見つけた「自分の役割」

 

竹内:その壁をどうやって乗り越えたんですか?

 

エリアマネージャー:かつての私なら、壁の前に立ち尽くしてしまったかもしれません。でも、施設長時代に逃げずに壁を乗り越えた経験が、私を前向きにさせてくれました。

 

竹内:施設長時代の経験が活きたんですね。

 

エリアマネージャー:まず、現場の具体的な部分が見えないなら、「すべてを自分で把握しようとする」考えを捨てることにしました。私が現場を細かくコントロールするのではなく、各施設の施設長を信頼し、彼らが自らの手で現場を良くしていける「環境づくり」に徹しようと決めたんです。

 

竹内:情報量の問題はどうしましたか?

 

エリアマネージャー:すべてを一人で抱え込むのをやめました。情報の重要度を整理し、施設長たちと役割分担をしながら、チーム全体で課題を処理する仕組みへと舵を切りました。

 

竹内:ベテラン施設長たちとの関係性はどう変わりましたか?

 

エリアマネージャー:ここで、自分の役割を再定義しました。私の仕事は「介護の知識で彼らに勝つこと」ではない。「エリア全体が目指す方向を示し、組織のベクトルを合わせること」だと。わからない専門知識は素直に教えを乞い、彼らの豊富な経験をリスペクトする。その上で、組織としての役割や方針については一切の妥協をせず、しっかりとすり合わせを行う。「知識の競争」ではなく、お互いの強みを活かした「役割の共闘」へと意識を変えたことで、ベテラン層とも少しずつ厚い信頼関係を築けるようになりました。

 

竹内:「知識の競争」ではなく「役割の共闘」。すごく良い言葉ですね。自分の弱みを認めた上で、自分にしかできない役割を全うする。これは介護業界に限らず、すべてのマネジメントに通じる考え方だと思います。

 

──これからのキャリアと、伝えたいこと

 

竹内:最後に、これからのキャリアと、この記事を読んでくれている方へのメッセージをお願いします!

 

エリアマネージャー:工場での17年間。毎日同じモーターを作り続け、それが人生のすべてだと思っていました。そこから一転、知識ゼロから飛び込んだ世界で、傷だらけになりながら施設長を経験し、今ではエリアマネージャーとして複数の施設と個性豊かな仲間たちと向き合っています。

 

竹内:まさに「ドラマのような人生」ですね。

 

エリアマネージャー:無理だ、出来ないと諦めそうになる壁もたくさんありました。でも、目の前の課題から逃げず、自分自身の現在地を正しく理解し、仲間を信じて一歩を踏み出せば、想像もしていなかったような景色を見ることができます。

 

竹内:未経験からの挑戦に不安を感じている方にとって、力強い言葉ですね。

 

エリアマネージャー:私がお伝えしたいのは、「変化を恐れず、自分の役割と向き合い続ければ、人は必ず成長できる」ということです。私の人生は、まだ途中です。これからもたくさんの壁にぶつかるでしょう。でも、頼もしい仲間たちと共に考え、行動し、より良い環境を作り上げながら、このドラマのような人生の続きを、全力で駆け抜けていきたいと思っています。

 

竹内:ありがとうございました!!

 

今回は、工場勤務17年から介護施設長、そしてエリアマネージャーへとキャリアを駆け上がった社員にインタビューしてみました!

 

「異業種への転職が不安…」

「未経験で管理職なんて自分にできるのか心配…」

「新しい環境に飛び込む勇気が出ない…」

 

転職やキャリアチェンジを考えているけど不安や葛藤があってなかなか踏み切れない。そんな方にとってこの記事が一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!! 

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