2023.05.26

社員

「挑戦に性別・年齢なんて関係ない!」再出発を決めた新人女性社員の奮闘

 

 

4月に入社した久保田琴美です。

 

前職では、通信販売の企業に勤めていました。

tttに入社してから、早2カ月。刺激的で濃厚な毎日です。ここでは、新入社員の日々を振り返ります。

 

 

 

「このままじゃだめだ!」

 

前職では勤務年数が長いという理由で、責任者を任されていました。

 

その理由に私の実績は関係なし。「実績がなくても昇進して、給料上がるならいいじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、私はそう思えなかった。

 

毎日仕事をこなす中で「ここで働き続けて、お金以外に残るものは何だろう?」と疑問があり、振り返ると「自信をもってコレだ!」というものがなかったのです。

 

 

 

気づいたら、30代。

 

私が25歳の時。

 

「30歳になれば仕事で活躍して自信満々にオフィス街を爽快と闊歩する、バリキャリウーマンになる!」と思っていたけど、現実はそんなことなかった。

 

「じゃあ、何のために働いているのか。このままじゃだめだ!」と、今までの自分から変わりたい。再出発する思いで、転職を決意しました。

 

 

 

「介護×ベンチャーって新しい。どんな会社?」

 

tttの求人のこの文言を見た時、「何それ?介護業界って古い会社が多いイメージだけど、なんか新しい。どんな会社なの?」と興味が湧き、そのままホームページを見たのを覚えています。

 

社員の方のトピックスも読んで「面白そう!」と感じ、応募。

 

最初は管理部門へ応募しましたが、1次面接で自分では気づけなかった可能性を見出していただき、事業部門での選考をすすめられました。当初の希望職種とは異なりましたが、「自分の可能性とせっかくのチャンスを逃したくない!」と思った私は、そのまま事業部門で選考に進み、内定を頂き入社。今に至ります。

 

 

 

「科学的・・・?どういうこと?」

 

私の配属先は、「科学的に利用者様の身体の機能改善を行う新チーム」

 

このチームの目的は、tttが運営する「老人ホームたいよう」のサービスをtttにしか出来ない考え、「とにかく科学に基づいた意味あるサービスにすること」。

 

入社してすぐこのチーム名を聞いた時、正直「科学的…?どういうこと?」と疑問に思ったことを覚えています。

 

 

 

そんな新入社員の私が上司に伝えられたミッションは、「2ヵ月で世の中の介護の常識を、まず1個ひっくり返して。」でした。

 

私は内心、「いや、皆が思っている常識をひっくり返すとか荷が重くない?」と気が引けましたが、同時に「でも、ひっくり返せたらすごいよね?」とワクワク感もありました。

 

「やるしかない!」そう腹をくくって、挑戦することに。

 

 

 

上司に聞かれた「仕事楽しんでる?」

 

常識をひっくり返すということで目をつけたのは、口腔トレーニングの部分。

 

従来の体操効果、ご飯の飲み込みに重要な唾液、人の口や喉の構造。どんどん調べました。

 

知らないことが多すぎて、ただ調べる日々。必死に知識を詰め込んでいました。毎日調べてまとめて考えて…とパソコンにかじりついて、仕事をしていた時に上司の永野さんに言われたこと。

 

 

 

永野さん「仕事楽しんでる?」

私「・・・いや、どうですかね・・・?」

 

永野さん「知識も大事。だけど、知識を入れすぎて行動できないのはダメ。調べた知識や情報を組み合わせて完璧な戦略を作りたくなるけど、すぐに実験できるものは未完成でも検証した方がいい。」

私「なるほど。」

 

 

 

なんですぐに検証した方が良いのか。それは考え続けるよりも、自分が考えたもの・思考にズレがないかの確認のために小さく実験して、早く結果を見た方が確実だよということでした。

 

「楽しんでる?」の質問に対しては、正直楽しめている自信がなかったので、その時は曖昧な返事しかできませんでした。目の前のことに必死過ぎて、tttが大事にする「仕事を楽しむ」、「課題を楽しむ」ことが出来ていなかったなと反省しました。

 

その後は肩の力を抜き、永野さんのフィードバックを受けながら、なんとか新たなる「口腔エクササイズ」を考案しました。

 

 

 

「2020年の最新研究を使った新しい口腔エクササイズの開発」

 

どの高齢者施設でも、加齢とともに衰える「食べる・飲み込む」機能を守るため、食事前に口腔体操を行います。どの施設でもやっている有名な体操がありますが、「その体操って本当に効果はあるの?」と疑いました。

 

結果として、その体操だけでは口と舌の筋肉は鍛えられるけど、食べ物を飲み込むときに必要な唾液を出しやすくする効果は、あまり期待できません。

 

スムーズに食べ物を飲み込むためには唾液も出しやすくした方が良いよね?だったら、「唾液腺マッサージ」も一緒にしよう!と考えたのが「口腔エクササイズ」。また、ただのルーティンとして行っていて、本来の目的を果たしていない施設も少なくありません。

 

考案したエクササイズでは、ただ職員が体操を進行するだけではなく、利用者様がアクティブに参加できるような要素も簡単なマーケティングの知識を使って組み込みました。

 

この「口腔エクササイズ」をすぐに1施設で実験。結果、従来の体操を行うよりも、効果が期待できると判断し、今は2週間のテストを実施中。今後はこの新しいエクササイズをtttが運営する全ての施設で展開する予定です。

 

 

 

「楽しみで仕方がない!」

 

入社してたった2ヶ月。

 

新人の私でもすぐに実際の施設でテストし、全施設に展開するような仕事を任せてもらえたのは、tttらしさの一つである挑戦できる環境があるからです。

 

また、tttでは毎週目標を立て、その結果について上司とミーティングをします。自分の目指すところが明確に分かりますし、毎週自分が成長しているかどうかを確認しながら仕事を進めていくので、成長できていた時はやっぱり嬉しいです。

 

まだまだ心理学や組織理論、マーケティングなど学ぶことが多くありますが、私の今の目標は、「まずは楽しむ。そして、自信を持つ!」です。そのためには様々な挑戦が必要だと思います。怖がらずに挑戦して、できないことができるようになれるように今後も励んでいきたいです。

 

※余談ですがつい先日、上司の永野さんが多くのタスクを抱えながらも「こんなにやることがあって幸せだなぁ!」と言いながら楽しそうに笑っていました。「課題に感謝する」。まさしく、tttの社員だなと感じた一場面でした。

 

運営部科学的介護チーム 久保田琴美

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