2022.11.11
仕事
通りで全く通用しないわけだ ~初勤務から1か月経った新人の日々~
経営企画室・新入社員の稲田笙吾です。
前職は介護とも人事ともマーケティングとも無縁のプログラマーです。
そんな僕は入社初日に記事を書いて、1か月が経過しました。
https://ttt-group.co.jp/topics/%e9%80%9a%e3%82%8a%e3%81%a7%e6%88%90%e9%95%b7%e3%81%99%e3%82%8b%e3%82%8f%e3%81%91%e3%81%a0%e3%80%82%ef%bd%9e%e5%85%a5%e7%a4%be%e5%88%9d%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%96%b0%e4%ba%ba%e3%81%ae%e3%83%9b%e3%83%b3/
今回は、tttで1か月働いて思ったことをお伝えします。
新規事業所の職員採用を一気に任せてもらった。
気になっていた採用業務を入社してすぐに担える。しかも規模も最大。このスピード感とスケール感にワクワクしました。
担当するのは、2023年3月にオープンの計94床、3階建ての有料老人ホーム。六本松館
175万円の予算をもっての挑戦。これは結果を出すためであれば自身の判断で使用することができる予算で、全職員40名の採用を残り4か月で完了させます。
tttが運営してきた施設で最も大きい施設で責任も大きくワクワクしていましたが、
早速、人材の壁に直面します。
応募数が全然足りない。
当初僕は、応募獲得数へのこだわりなど無く、採用業務を全うしていました。
「このままだと間に合わない」と数日経過して気付きました。
ちらほら応募はいただけますが、応募数が全然足りません。
自分なりに会社のデータを参考に以下2点を副社長に相談しました。
・indeedでとにかく掲載する。
・ハローワークを活用する。
この時の僕は
「とにかく動かないと」と言う気持ちで焦って行動していました。
もちろん、この戦略は全く通用せず、このような指摘をいただきました。
副社長 「indeed のアナリティクスみて分析した?indeedがうまくいかなかった場合は?
求職者の方がどんな行動するか仮説立てれてる?うちの求人活動と求職者の求職活動がマッチしてる根拠を科学やデータからいかに早く取ってやる。Indeedを使う、ハローワークを活用する、〇〇を使うみたいなのはただ手段を並べてるだけ。目的と手段、その手段が有効な根拠を1つずつ結びつけないとね。」
何も答えられず、考えの浅はかさにぐうの音も出ませんでした。
そもそも僕は大きな考え違いをしていることに気付きました。
「全部自分で考えてこそ」は大間違い
解決困難なタスクに直面した時、皆さんはどう対応しますか?
「自分で戦略を練って、切り開いてこその実力だ」そう考えていました。
成果を追い求める過程でいつの間にか
・行動することで仕事してると思い込んでいた
・ノートをとることで考えていると思い込んでいた
しかし、これだけだと
tttで求められる基準に到達できそうもありませんでした。
「通りで全く通用しないわけだ」
大切なのは結果を出すために、近道は何か?
誰を、何を真似るのが最速につながるかを考えること。
副社長に再度相談したところ、結果は良い方向に転びました。
副社長の「マジ戦略」
副社長には正解に至るための思考回路を教えて貰いました。
副社長「六本松の全体の採用予算はいくら?」
稲田「175万です」
副社長「indeedがダメだったときのことを考慮して、ジョブメドレーも使う。
そもそも何でこの2つの求人媒体を使うかわかる?」
稲田「いや、わからないです。」
副社長「Google検索の順位別クリック率の相場を調べたら1位は13%以上10位は1.32%ってデータが出る。 限られた採用のお金を使うならどっちにお金使う?」
稲田「1位ですね。 単純計算で10位よりも10倍クリックされる見込みが高いのが理由です。」
副社長「うん、正解。こういう確率論に慣れてね。 次に介護の仕事を探している人が何と検索するかを予測する。
例えば、[福岡 介護 求人]とかね
これだけだと、外してる可能性があるから類似キーワードも調査する。
調査で候補に挙がったキーワードを実際に検索して、上位1位と2位に上がってくるサイトって何?」
稲田「indeed と ジョブメドレーです!」
副社長「そういうこと。ここまでやれば大幅には外さないし、同時進行で使える手札を根拠をもって見定めておくことで、再現性高いし早いよね。さらにハローワークも活用するし、いざ面接で良い方が見つかったときにはその方にも紹介できる良い人いないですか?って必ず声かける。俺はここまでを当たり前にやるかな。」
稲田「indeedもただ決め打ちで動いていただけでそこまで考えていませんでした、ありがとうございます!」
これが現状の僕と副社長との選択肢の差です。
「悔しい!!こんなにも差があるのか」
MTG終わりについ思いましたが、これも認めて一人で完結させようともがいていた時より成長したと思ってポジティブに前に進みます。
今では無事応募数も増え、順調に採用できています。
答えの近道ではなく、自己育成の近道をしろ
一か月で僕は以下2点を学びました。
・正解を出せる人、結果を出す人の思考回路を盗み常に自分で再現できることが成長の本質
・どんなにつたなくてもいいから自分の考えをもって挑むこと
そこから知識や思考はつながっていくものだと思いました。
tttはスピーディーに皆が常に行っているからこそ成長が早いんだなと確信しています。この学びを生かしつつ、僕も周りに負けないよう日々努力して成長していきます。
業務に関するお問い合わせや採用情報など
お気軽にお問い合わせください。