2023.07.04

仕事

理系副社長が絶対視するのは「理論より感覚?」。結果を出すヒントは日常に隠れてる

 

本気で結果出すとき、1番最初にすること

 

僕が仕事で絶対に結果を出すときに一番最初に徹底すること。それは感覚です。正確には、感覚をすり合わせること。いわば、感覚チューニング。僕が適当に言ってる言葉です。

 

 

 

感覚チューニングって何?

 

あなたはカフェで働いてるとします。「お客さんが喜ぶ良いお店にしたい!」と思った時。「良いお店にして!」と任された時。あなたは最初何をしますか?

 

・自分でアイデアを出してみよう!

・他のスタッフにもアイデアを聞いてみるか

・何人かお客さんに聞いてみる?

・本読んでみるか

 

どれも頑張ってるけど惜しい。あくまで僕の仕事の仕方ですが、一番最初に徹底すること。

 

「そもそも自分は良いカフェをちゃんと知らないな。なら、まずカフェに行きまくろう。評判の良いとこも悪いとこも。」です。

 

とりあえず毎日5件以上。別の仕事もあって片手間なら少なくて3件。これを1週間やれば20件~30件のカフェの良し悪しを肌身で味わえます。

 

その中で「あそこは絶対また行きたい!行こう」、「2回目はいいかな」、「(無。特になし)」、「2度と行きたくないな」という顧客としてのリアルな感覚を味わいます。

 

 

 

「良い!」「悪い」「無。」この感覚はお店の何と結びついてる?

 

僕「ゆずシトラスティーの、アイスのグランデ、パッションティー変更でお願いします」

店員さん「私もそれ大好きです!ごくごく飲んでしまいますよね(笑)」

僕「(え、凄い。何この一瞬の気の利いた返し。しかも、これできるのこの人だけじゃない。他の店員さんまで!なんで皆できるんだろう?)」

 

ゆずシトラスティーの底の濃い部分をストローで混ぜながら、考えます。

「さっきのって自分が多数の顧客の内の1人ではなく、1人の人として接してくれている感が嬉しいのかな。これ心理学で言えば何かな。なんで皆できるの?」

 

これはttt本社近くの世界的ブランドのカフェでの実際の話。いつも「またここに来たいな」ってなると同時に、それを色んな店員さんが実践してる組織力の凄さを実感できる僕の大好きなお店です。

 

まあ、こんな感じで、実際の自分の感覚とそれがなぜかを考えて、一個一個すり合わせていく。

 

「もうカフェはお腹いっぱいと言えるほど。これ以上、コーヒーは飲みたくないほど。ゆずシトラスティーぐらいがあっさりしてて丁度良いと思えるほど」。このレベルで通って行うのが、感覚チューニングです。

 

 

 

コツは「皆に気持ち悪がられるくらい、自分も気持ち悪くなるくらい行く」

 

こういったリサーチを最初にする人はいるっちゃいる。目の付け所はGOOD!だけど惜しいのは、皆満足するのが早い。

 

「それリサーチできてるって言わないから。わかった気になってるだけだから。」

 

惜しいところまでいってるのに。本気で結果を出すなら、他の人が絶対にやらないレベルまでやらないと!

 

 

 

なぜ感覚合わせが大事?

 

究極の理想論を言います。

 

「自分が良いって思った=皆も良いって思う、になれば良くない?」

 

これです。自分の感覚と皆の求める感覚が一致してれば何しても最強ってこと。まあでも、この感覚がズレてるから仕事も人間関係もオシャレも難しいし、面白い。

 

多くの人が何かを選ぶときに”感覚”を大事にするのは周知の事実。でも、感覚は1人1個。そう自分のだけ。

 

そんな便利な感覚を使わない手は無いです。ただ、ギターと同じようにちゃんとチューニングして使わないと良いパフォーマンスは出せない。チューニングがズレてたら、どんなに頑張ってもズレた音しか出ない。聞き苦しい。僕はそう思います。だからこそ、最初の地味な感覚チューニングに命を掛けます。

 

 

 

何でも結果を出すヒントは日常に溢れてる

 

以上、感覚チューニングの話でした。

 

こんな気持ち悪いレベルまでする人が実際にいたら「この人、絶対頭おかしい」と思います。そして、僕は鳥肌が立つほど感動して、そんな人と会えたことを喜びます。まあでも、皆最初はもっと気軽にやって良いと思います。

 

営業にしろ、マネジメントにしろ、人事にしろ、マーケティングにしろ。良いお店作りもサービスも。ヒントは色んなところにあります。それを自分の感覚で感じたときに、感覚のまま通り過ぎるのか。もう一歩踏み込んで、「なんで良いんだろう、なんで悪いんだろう」って考えるか。このわずかな差。

 

この差を普段から積み重ねるだけでも、あなたが「何か結果を出さないといけないここぞ」の時にめっちゃ便利な感覚の引き出しとして助けてくれるかもしれません。

 

副社長 大場

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