2022.08.09
組織
経営者やマネージャー、いや皆がやりがちな間違い ~超厳しい指摘~
「大衆は常に間違う」
僕の教訓にアール・ナイチンゲールの言葉「大衆は常に間違う」があります。
「世の中を見渡してみると、成功は一握り。大衆の多くは失敗してるよね、苦労してるよね。
じゃあ、大衆と同じこと・同じ発想をやっても、同じ結果になるだけだよね」ってこと。
元研究者で、いかに主観や感情・思い込みを捨て、客観的な事実が全ての世界にいたからこそ、
この言葉が刺さりました。
ここで、仕事あるあるをひとつ
あなたは組織をとりまとめる経営、人事、リーダー、マネージャーとします。
仮に組織・チームがまとまらず苦戦するとき、むしろ崩れている時、雰囲気が悪い時に
「あなたはどうアプローチして、組織を立て直しますか?」の質問に対し、どう回答しますか?
これは体感ですが、「とりあえず皆の話を聞きます」の回答が多すぎます。
残酷ですが、これは結果が出ないです。この回答はリーダー、マネージャーで結果を出せない人のあるある第一位と言いたいくらい。
(もちろん、誰もが通過する道でもあり、ここから学べば良いだけです。)
※ちなみにさっきの質問は組織の革新フェーズ(⊖→0。組織が崩れて立て直しが大幅な必要)を前提としている。
革新フェーズでは、まずは今ある情報から崩れている原因を仮説立てないと、話をきいても意味がなく、むしろ混乱する。
※改善フェーズ(組織が軌道に乗ってきてる。0→⊕)では、当事者の意見は組織改善の有益な情報源です。
「皆やりがちなこと」・「安易に思いつきそうなこと」に注目する
「大衆は常に間違う」。これを逆手にとって、アプローチを組み立てると良いです。
先ほどの組織が崩れている時の「皆の話を聞く」は、皆思いつきそう。皆やりそう。
つまり、これで解決してるのなら、世の中の組織問題はもっと解決してるはず。
でも見渡すと、組織の問題は多く残ったままですよね。
だから、マネジメントの本は書店にたくさん並ぶし、
人事スコア、エンゲージメントみたいなサービス、心理的安全性みたいな概念が流行るのです。
(エンゲージメントも心理的安全性も導入すれば簡単にうまくいくと思ってる経営者・担当者はうまくいきません。
8割失敗します。これも経営者・担当者の多くがやりがちなことに当てはまります。うまくいかせるには、トップや責任者が覚悟してやらないと。)
よって、「皆の話を聞く、だけでは不正解だろうな」と予測できます。(続く)
常務取締役 大場
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